アートに触れる拠点として。
砺波市美術館は、砺波チューリップ公園東に隣接し、砺波市の文化ゾーンの一角を担っています。
砺波市が携わった倉庫美術館「アートスペース砺波」(1988〜1992)や、砺波市・南砺市・小矢部市の作家の総合美術展「となみ野美術展」(1982〜)などの活動を継承し、砺波地方の芸術文化の創造活動の拠点となるよう当館は、1997年に開館しました。その基本精神は、市民が美術に親しむとともに、自ら創造し、交流の場とすることにあります。
展示室には、ニーズに合わせた企画展が開催できる「企画展示室」、当館がコレクションする郷土作家作品、世界の写真作品、優れた日本の工芸作品を展示する「常設展示室」、広く市民の創作成果を発表できる「市民ギャラリー」があります。
また、当館には幅広い創作活動が可能な「市民アトリエ」があります。平日は市内の小学校低学年以下を対象とした鑑賞と創作講座を合わせた「子どもの造形アトリエ」を実施しています。週末には、企画展関連のワークショップや講演会などを開催しています。その他には、市民の方が様々な創作活動に利用することもできます。
地域に根ざした文化の発信拠点として、市民一人ひとりが芸術を楽しむことのできる「開かれた美術館」を目指します。
沿革
1988年 | 1982年から砺波市文化会館で開催していた「となみ野美術展」が、多目的ホールの利用率が高まり、美術展として会期を十分に確保できなくなった。市は民間の遊休倉庫を借用し、「アートスペース砺波」を開館。 |
1992年 |
都市再開発による道路工事のため、アートスペース砺波を閉館。 |
1993年 |
美術館の基本構想案が基本構想委員会で承認される。 |
1994年 | 美術館建設事業の継続費が市議会定例会で議決される。 第1回美術館教育セミナーを開催。全国生涯学習フェスティバル行事としてシンポジウムとワークショップを行う。 美術館の基本設計案が建設委員会で承認される。 |
1995年 | 教育委員会生涯学習課に美術館建設班を開設。 第2回美術館教育セミナーを開催。ニューヨーク近代美術館教育部長によるギャラリートークと演習を行う。 美術館新築工事の指名競争入札を行う。 工事請負契約締結が市議会臨時会で議決される。 美術館新築工事の起工式を行う。 |
1997年 | 第3回美術館教育セミナーを開催。小学校・幼稚園・保育所の教諭・保育士を対象に子供の造形アトリエのワークショップを行う。 美術館が竣工。開館記念式典を行う。 |
1999年 | となみ芸術文化友の会発足。 |
2000年 | うるおい環境とやま賞受賞。 |
2024年 | 松村外次郎記念庄川美術館の閉館に伴い、収蔵作品を引き継ぐ。 |
建物
請負形態 |
■設計管理 梶川美術研究所 ■建築工事 佐藤工業・市堰建工共同企業体 ■電気設備 第一電機・木下電機共同企業体 ■空調設備 三谷産業・デムラ工業共同企業体 ■給排水設備 吉井工業・富田配管共同企業体 |
建設費 |
■総事業費 1,950,000千円(H6〜9年度継続費) (財源内訳) 県支出金 84,000千円(地方文化施設整備補助金) 1,659,000千円(地域総合設備債) 一般財源 207,000千円 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート3階建 |
敷地面積 | 9,031㎡ |
建築面積 | 1,686㎡ |
延床面積 | 3,365㎡ |
展示面積 | 899㎡ |
年報(PDFファイルが開きます)
順次公開予定
令和4年度 | 準備中 PDF |
令和2年度〜3年度 | 準備中 PDF |
関係法令
砺波市例規集「REIKI-BASEインターネット版」外部サイトへリンクします。
■ 砺波市美術館条例
■ 砺波市美術館条例施行規則
■ となみ野美術展開催要綱
■ 砺波市美術展覧会開催要綱
■ 砺波市美術館収蔵美術品選定委員会要綱
■ 砺波市美術館収蔵美術品貸付要項